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Posted by 滋賀咲くブログ at

2019年05月29日   人身受けがたし ―誕生の不思議

私が、いまここにいることが、摩訶不思議(まかふしぎ)です。広い地球の、広い日本の、広い滋賀県のここに、人のいのちを受けて、いまを生きています。
 この父、この母を縁にして生まれてきました。この父が別人だったら、この母と夫婦の契り(ちぎり)がなかったら、私は永遠に生まれてくることはありませんでした。
 この不思議としかいいようのない因縁は、親と子という二世代だけのものではなく、無始以来の先祖までさかのぼっていきます。
 「盲亀浮木」のたとえ話があります。
 いつも大海の底にいて、100年に1回海面にあがってくるという盲目の亀がおりました。その浮き上がってきた時にたまたま穴のあいた浮木(うきき)にぶつかって、その穴に亀の首がはまったという話です。人間にうまれてくること、ほとけの教えにあうということは、これほどのできごとだというたとえであります。実際こんなチャンスがありましょうか。ありえないということがあったという話です。その証拠が、いまここに生きている私たちであると教えられています。
 『法句経』に
  人の生を うくるはかたく
  やがて 死すべきものの
  いま いのちあるは 
  ありがたし
一回きりの人生、大切に生きようではありませんか


Posted by 住職日記 at 10:01