2020年09月18日    二河浄土の比喩

二河浄土とは、浄土往生を願う衆生が、信を得て浄土に至るまでを譬喩によって念仏を唱え、浄土に導かれるために造られたものです。

ある人が西に向かって独り進んで行くと、無人の原野に忽然として水火の二河に出会う。これは人間界には、煩悩に悩まされていることをすくうためにたとえ話があるのです。浄土を目指すには、苦難の道があるということです。浄土に行くには、右に火ノ川、左の底知れぬ海、どちらに行っても、地獄。その地獄から免れるには、ひたすら、仏を信じて、歩いていく事である。

人間の身体は、苦しみ、傷み、もがき苦しむ心があります。これを逃れることができるのは悟りの心にである
その悟りは、心安らかになることである。

現代社会では、欲張りの人ばかりで、あれもほしい、これもほしい。と一つの欲を満たせば、底なし沼のように、もがき苦しむのである。

人生そんな欲望に生きていくには、悟りの心が必要なのです。

其れを解決するには、ありのままになることである。其れが悟りなのです。

悟りは、火の川、水の河を通らなければ、気づけないのだと考えます。煩悩がないところには、人間は生きていけない。



Posted by 住職日記 at 08:23